ベト病「mildiou」
日本は梅雨入りの季節になりましたね。
こちらモンペリエは時々、雨は降るもののほとんど晴天日が続いております。
湿度が高い梅雨時に心配になって来るのがブドウの病気です。
被害は決して、果実だけでなく葉や枝にも出てきます。
結果的に光合成が阻害され収穫減になり大損害になる恐れがあります。
そのため、ブドウを育てる上で病気に関しての知識・対策は必須項。
あまり興味がないかもしれませんが、これは決してブドウだけに言える事ではなく
自宅の庭園栽培でもよく出る病気も多いのです。
という事で今回はベト病「Mildiou」について。
ブドウやきゅうり、枝豆に良く出る病原菌(糸状菌)。
学名は「plasmopara viticola」。
アメリカ由来の病原菌で、フランスでは1878年に初めて発見された。
【症状と被害】
・葉、枝
最初は淡い黄色の斑点が現れ、成長すると淡褐色に変わり、
赤茶色の病斑になる。葉の裏側には白カビが生える事もある。
結果的に落葉する。
・果実
湿度が高く、未熟果は灰色に変色しミイラ化。
湿度が低くても成長した果粒は茶褐色に変色しカビが発生。
開花期もしくはそれ以前に感染した場合は収穫高が50〜100%落ちる。
それ以降の感染は、果汁の成分量、色や香り、アルコール度数に影響する。
【生態】
1.冬
落葉の下で越冬する。
気温が11度以上になり、雨が降り、湿気高状態になると卵胞子を形成。
2.春
卵胞子が発芽し、胞子ほう形成し放出する。雨水により侵入・感染(一次感染)。
3.夏
2次感染の時期。
4.秋
落葉後に胞子の状態で越冬に備える。
【ブドウ品種】
すべての品種に起こりうる病気。
特にカリニャン、グルナッシュ、サンソーが感染しやすい。
【対策】
・雑草、落葉の除去
・低い仕立てを避ける
・窒素を含む肥料を避ける
・水はけをよくする
・風通しをよくする
・ボルドー液や有機硫黄剤の予防散布
次回はうどん粉病について♪
こちらモンペリエは時々、雨は降るもののほとんど晴天日が続いております。
湿度が高い梅雨時に心配になって来るのがブドウの病気です。
被害は決して、果実だけでなく葉や枝にも出てきます。
結果的に光合成が阻害され収穫減になり大損害になる恐れがあります。
そのため、ブドウを育てる上で病気に関しての知識・対策は必須項。
あまり興味がないかもしれませんが、これは決してブドウだけに言える事ではなく
自宅の庭園栽培でもよく出る病気も多いのです。
という事で今回はベト病「Mildiou」について。
ブドウやきゅうり、枝豆に良く出る病原菌(糸状菌)。
学名は「plasmopara viticola」。
アメリカ由来の病原菌で、フランスでは1878年に初めて発見された。
【症状と被害】
・葉、枝
最初は淡い黄色の斑点が現れ、成長すると淡褐色に変わり、
赤茶色の病斑になる。葉の裏側には白カビが生える事もある。
結果的に落葉する。
・果実
湿度が高く、未熟果は灰色に変色しミイラ化。
湿度が低くても成長した果粒は茶褐色に変色しカビが発生。
開花期もしくはそれ以前に感染した場合は収穫高が50〜100%落ちる。
それ以降の感染は、果汁の成分量、色や香り、アルコール度数に影響する。
【生態】
1.冬
落葉の下で越冬する。
気温が11度以上になり、雨が降り、湿気高状態になると卵胞子を形成。
2.春
卵胞子が発芽し、胞子ほう形成し放出する。雨水により侵入・感染(一次感染)。
3.夏
2次感染の時期。
4.秋
落葉後に胞子の状態で越冬に備える。
【ブドウ品種】
すべての品種に起こりうる病気。
特にカリニャン、グルナッシュ、サンソーが感染しやすい。
【対策】
・雑草、落葉の除去
・低い仕立てを避ける
・窒素を含む肥料を避ける
・水はけをよくする
・風通しをよくする
・ボルドー液や有機硫黄剤の予防散布
次回はうどん粉病について♪
2012-06-01 23:47
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
いろんな苦難をのりこえないと、おいしいワインはできないんですね。毎日の観察が重要なんでしょうか?そんな苦労を経たワインを大切に味わいたいと思います。
by Ryosuke (2012-06-08 07:58)
>Ryosukeさん
いつもご訪問、コメントありがとうございます!
そうですね。畑の状態をこまめに行くのはとても重要です。
ワインの質はブドウの出来不出来でほとんど決まってしまうものなので。
by taskbon (2012-06-08 14:47)